非上場株

非上場株とは、証券取引所などに上場が行われていない株式であり、証券取引所に上場している企業は、その株式を公開しなくてはならないため、これに対して、上場を行っていない企業の株は公開しなくてもよい事から、未公開株とも呼ばれています。

非上場株のほとんどは、中小企業などのものがおおく、企業の商業者や親族、その友人、取引先などが株を保有していることがほとんどであり、また、上場をしておらずかつ将来的に有望で高い成長率を持っているであろう企業に対し、資金を投入してその経営のコンサルティングなどを行い、企業価値を上げていくという形の投資を行うベンチャーキャピタルなどが非上場株を保有していることもあります。

証券取引所に上場をしていないために、取引所での売買をすることはできませんが、その株を発行している企業の定款などにより、譲渡制限が欠けられていなければ、当事者同士での話し合いなどで売買をすることが可能になります。

また当事者以外では、日本証券業協会が行っているグリーンシートにての売買取引が可能となっています。
グリーンシートは、日本証券業協会が非上場会社の株である非上場株の売買取引を公平かつ円滑に行い、企業への資金調達を安定させ、また投資家の取引や換金が行える場所を確定させることを目的として開設されたもので、通常の証券取引所とは違った取り扱いが行われる場所になります。

このグリーンシートの市場では、非上場株の取り引きが行われますが、この市場に出されている株は証券会社が日本証券業協会に対して様々な届け出を行い、なおかつその証券会社が株の売買の情報を提示している銘柄になります。

非上場株の取引においては、個人間の取引でのトラブルや、将来に上場の予定がある彦上場株だとの話を持ち掛ける詐欺事件などが多発しており、こうしたことを抑止するためにグリーンシートが効果を発揮していますが、このグリーンシートは上場基準が大幅に緩和されたマザースやJASDAQなどの新興企業向け市場にゆだねられることになり、現在ではグリーンシート制度は平成30年に廃止されることとなっています。

また、非上場株を持っている企業、つまり上場を行っていない非上場企業の中にも名だたる大企業は多くあり、かつては上場していながらも、不祥事などを起こしたことにより、上場基準を満たせなくなった企業や、経営の戦略的に上場を行わない企業も存在します。

これは、上場を行うことによって得られるメリットよりも、デメリットを多く見積もった結果ともとらえられており、株が上場されることにより誰にでも取引が行われ、株取得による買収の危機にされされること、また、株主が広くなるために企業経営が経営陣側の思惑通りに進まなくなるなどがその理由であるとされています。