上場株相対取引

上場株相対取引とは、株式市場に上場している企業の株を、証券取引所を介さずに直接に取引を行い売買を行うことを言います。

株券が電子化される以前では、こうした相対取引が行われており、基本的には上場株を持っている個人や法人と、その上場株を求めている個人や法人とが、証券会社などを間に介さずに取引を行うというものになります。

証券会社などが仲介に入らないため、特に個人同士の相対取引ではトラブルが発生しやすく、リスクとメリットがなかなかかみ合わないという部分があり、また、相対取引をうたった詐欺事件なども多かったために、頻繁に行われるというものではありませんでした。

また、株券が電子化されることになってからは、こうした相対取引はより難しいものになり、方法として証券会社を介さずに相対取引を行う方法もありますが、売り手、買い手の両方が、それぞれの証券会社に対して、証券保管振替機構への登録データの書き換えの申請を要求することが必要になり、手続きが煩雑になるほか、インサイダー取引などにひっかかったりしないかどうかなどの確認も必要になることを忘れないようにしなくてはいけません。

証券取引所を介さずに、証券会社に間に入ってもらっての相対取引であれば、OTC取引を利用することができます。
OTC取引とは「Over The Counter」のことで、証券取引の株式市場の外での取引を行うことになります。
市場の外での取引となるために、株価の制限を受けたいために、相対取引を行う当事者たちによって決定された価格での取引きが行えますが、証券会社に対しての手数料を支払う必要があります。


また、様々な取引の制限がありますが、証券取引所を介した相対取引方法もあり、それが党きょゆ証券取引所の立ち合い外取引であるToSTNeT取引、「Tokyo Stock Exchange Trading NeTwork System」を利用した相対取引になります。

ToSTNeT取引は通常の取引所で行われるオークション取引ではなく、その時間外の立会外の取引として行われるために、通常の立ち合い市場から独立したと新しい取引制度として行われているものになります。

このToSTNeT取引においては、ToSTNeT-1という単一銘柄の取引を行うことができ、直近の岩利根の上下に7%以内の価格という制限があるものの、相手方を指定して取引を行うことができるために、こうしたものを利用することによって、上場株の相対取引を安心して行うことができるのです。